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■アミノ酸について |
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2億5千年前、地球上に最初にできたのはアミノ酸です。 そして、私たちの体を構成するたんぱく質は20種類のアミノ酸の組み合わせでできています。 また、体内の生理反応は約3000種の酵素の力を借りて行われますが、そのすべての酵素がアミノ酸を材料につくられています。
アミノ酸の働きはこれだけではありません。 酵素の働きを統制するホルモンや免疫の主役のサイトカイン、そして、脳内の神経伝達物質の生成から遺伝子の生成にもアミノ酸は不可欠です。
まさに、アミノ酸は「生命の源」。 そのアミノ酸のうち、9種類は体内で合成できないので食物から摂取しなければならない「必須アミノ酸」と呼ばれていまが、鯉エキスには19種類ものアミノ酸が含まれ、そのうち8種類が必須アミノ酸です。 |
高齢化社会の進行で近年は、脳力のトレーニング機器がもてはやされていますが、脳の40%はたんぱく質でできており、たんぱく質はアミノ酸の組み合わせでできています。
しかし、たんぱく質を摂りすぎると腎臓機能の低下やカルシウムの尿排泄などの障害がおきますので、高齢者は吸収しやすい方法でアミノ酸を補給することが大切です。
このようにアミノ酸は脳や身体にとり大変重要な役割を担っています。 体調や気分がすぐれないといった時は、まず、アミノ酸不足をチェックしてみてください。
美容においてもアミノ酸は脂肪燃焼、水分代謝を促すことでファッションモデルにも体形維持にアミノ酸を利用する方が多いことが知られています。
アミノ酸の中でも体脂肪燃焼にはアルギン、リジン、プロニン、アラニンが良いとされています。 |
■DHAとEPAについて |
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高度不飽和脂肪酸の1種、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、血液をさらさらにし、細胞の働きや脳の働きも良くするといわれています。 現代人の健康維持に特に重要な栄養源です。
しかし、DHAとEPAは体内ではほとんど作り出すことができないため、食物摂取が必要です。そもそもDHAとEPAが今日のように脚光を浴びたのはイギリスの学者が日本の子供の高い知能を魚を多く食べる食文化を原因のひとつに挙げたことがきっかけで、DHAの研究が盛んになり、DHAのいろいろな効果が明らかになったからです。
例えば、DHAは魚に多く含まれ、魚を毎日食べる人はあまり食べない人より乳がんになるリスクの低いことが文部科学省の調査で明らかになったこともそのひとつです。 |
■リノレン酸について |
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鯉を長時間煮炊きしたときに浮いてくる油には抗酸化作用やコレステロール低減作用、脳の活性化などが報告されている10種類もの脂肪酸が豊富に含まれています。脂肪酸の中でも食物から摂取しなければならない必須脂肪酸のリノレン酸は、DHAやEPAと同じく血液をさらさらにしてくれたり、抗酸化作用が強いことから老化防止に注目されてきました。美容の世界ではリノレン酸が肌の新陳代謝を活発にしてくれると評判のようです。 |
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